[研究発表・研究資料/データ類]
●第5回子ども国語教育学会・研究発表会(2024.10.19)



去る2024年10月22日(土)に、第5回子ども作文国語教育学会の研究発表会を電気通信大学の第100周年記念ホールで開催しました。
こ今回は子ども国語教育学会の顧問でもある摂南大学教授の門脇薫氏により 「国内および海外の日本語教育事情」 という講演をいただきました。特に外国人への直接教育の実例を含む実践に基づいた日本語教育の広範な活動には新たな視点から大いに刺激をいただきました。
講演後には子ども国語教育学会の講師や保護者にて質疑応答が行われ、有意義な機会となりました。
●第4回子ども国語教育学会・研究発表会ビデオ(2022.10.22)
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●第4回子ども国語教育学会・研究発表会(2022.10.22)
去る10月22日(土)に、第4回子ども作文国語教育学会の研究発表会が電気通信大学の第100周年記念ホールで開催されました。
発表者は当教室講師の根岸良平氏と瀧澤ちはる氏の2名、一般参加者は保護者5名と中1の生徒1名という小規模の発表会でした。両氏の新しい視点からの発表のにもとづき、保護者や他の講師を交えて活発な質疑応答が行われ、有意義な意見交換の機会となりました。講師発表内容及び懇談会の内容は以下の通りです。
☆根岸講師発表内容
◇教育の問題点
・教員離れ
教師の忙しさ:もともと多い事務作業と理念先行(=現場との乖離)の改革、発達障害児童・生徒の急増などによって教員の負担はとても大きくなっている。モンスターペアレンツなどの心理的ストレスもある。
・予算の少なさ:文科省の予算はG7で最下位。教員の低賃金につながる。
これらにより、教師の応募者が減少し、教員不足と理念の達成不可能性に拍車をかけている。
・学術研究の停滞
教育の機能不全:成長に必要な人材の資質が変わったにもかかわらず、改革を怠るうちに世界との差が開いた。研究費が少ないため、基礎研究をする余裕がなくなり、博士号取得者も減っている。これにより、日本の産業競争力が低下している。
◇保護者へのお願い
子ども作文教室は、将来のリーダーの育成を目指しており、講師陣は教育界をはじめ各界のOB、現役の大学生で構成され多様性に富んでいます。
生徒の背中を押していただき、フィードバック・前向きなご意見、ご支援を今後ともお願いします。(詳細は以下の発表資料参照願います)
☆瀧澤講師発表内容
江戸しぐさ:江戸発祥の自他への思いやりの文化とされているが文献がなく、実在が怪しまれている。
広辞苑:220人ほどの執筆者が10年をかけて定着した日本語を判断、掲載している。
ため口:70年代アイドルの影響で若者を中心に仲間内でないところでも使われるようになった。情報処理に適した日本語ではあるが、読書して語彙を増やして、豊かな日本語を残していくべきだと考える。
(詳細は以下の発表資料参照願います)
☆自由懇談会内容
学校での配布などにより、ほとんどの小学生が使っているタブレットは一部地域では自宅への持ち帰りが日ごろから許可されている。子供たちの長時間利用が参加した全ての保護者の悩みの種であった。その影響として、読書などのインプットの時間が減っており、作文を書くときに必要である、情報のストックが足りない子が増えているように感じられる。デジタルサービスはどれも依存性があり、小中学生が自力ではまらないようにするのはほぼ不可能である。そのため、積極的な保護者や学校による使用制限などの対策が求められている。
◆発表資料
発表1.「日本の教育の問題点と子ども作文教室の在り方」 発表者:根岸




































発表2.「ことばは生きもの~時代と共に~」 発表者:瀧澤











