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[作文・読書]

1.教材及びガイドブック

 ☆子どもに渡す教材

 ① 作文対象のマンガ

  作文対象のマンガ全部を事前に選び、各回ごとに2~3課題ずつ選んで与える。

  ランク分けAを主体にして、ランクBで意義ある課題を少数入れることになりま 

  ます。授業日数、授業時間で総課題数が決まります。

 ② よい作文への手引き

  コースの中程(折り返し点)で、A4サイズの1~2枚に、良い文文章を書くための

    留意点をまとめたものを渡します。中身としては、それまで学んだこと(復習)

    及びこれから学ぶことを書いておきます。

 

2.指導者向けガイドブック

 ①   指導要領の解説

 ②   指導ポイント、模範解答等

    指導上の教訓になるようなマンガを何個か選んで、留意点、指導ポイント、

    模範解答などを示します。

 ③   保護者向けメッセージ

(2)指導要領の解説

      狙い

 ・既にある視覚的な情報を文章化させます。

 ・登場人物の意識と周囲の人々との係りや反応に気づかせます。

 ・子どもの個性、視点、習熟度を反映させます。(正解のない表現)

 ・文章を書くことに自信を持たせ、また楽しくさせます。

 ・書くこと、指導者(添削者など)との会話、他人の前の発表を通じてコミュニケ 

  ーション力の涵養を図ります。

3.指導事項

(1)全般的指導事項

 ① マンガを読んでいない人にも内容が伝わるように、客観的に書かせます。

  (5W1Hの視点を参考に)……200字を目安に指導します。

 ②  書いた作文を読み返し、口述確認をさせます。(推敲のため)

 ③  最後に、もしあれば、一つだけアドバイスをしてあげます。(“ここでは、

      こうするともっとよくなる”などと)……ステップアップへの橋渡し!

(2)具体的指導事項

 ① 話し言葉ではなく、書き言葉で書くようにします。

 ②  最初から長すぎる文章は避けます。一文一意の(単文)から始め、一文二意   

   (複文)を目指します。

 ③  正しい接続詞の使い方を覚えます。

 ④  文中の句読点の打ち方を実践的に習得します。

 ⑤  オチの面白さを抽象的に説明させます。

 

 

(3)四コマ・マンガ作文の進行段階

  

進行段階   達成度                      補足

第1段階 ・作文が自由に書けて、文意がなんとか通じる ・作文が楽しめればよい。

     ・書き言葉で書ける              とにかく褒める。

第2段階

・単文と簡単な複文構造を扱え、接続詞、修飾語、動詞、  ・対称的な場面や心理構

 句読点など文法上の基礎を踏まえている          造を客観的に表現

・オチがなんとか表現出来ている             できるよう指導

                            ・推敲は自分でできる

                                       ようにさせる。

                                                                         

                           

第3段階

・文脈を理解し、出来事の原因や理由を正確に説明できる。 ・ハイレベルの課題に

・オチがきちんと表現できている              チャレンジさせる。

・5W1Hが十分意識されている

・一文コボ作文が書ける(複文構造、要約力)

 

 

注)進度を5段階に設定する方法もあるが、簡便な3段階でもよいのではなかろうか?

 

<読書案内>  

 

 読書に関心を持ってもらうために、小学校低学年から高学年にかけて、各学年に

ふさわしい図書を取り上げ、簡単に紹介していきますから、ぜひ手に取って読んで

みてください。

 

小さいころから「1~2週間に1冊」を目標にして読破すれば、確実に読書力が身

につきます。読解力が身につくに従って色々な分野への知識欲がまし、さらに高

い次元の内容にチャレンジしていけるようになります。

 

この「本のあれこれ」は、「読書」の話が満載なので、みなさんにきっと期待していただけるものと信じています。このサイトの情報発信が日本のみなさんにだけでなく、将来は外国のみなさんにも役に立つことを願ってやみません。

*なお、表紙の写真や内容説明文などについてはグーグル、ヤフー、

    アマゾン、ウイキペディアなどから一部引用させていただきました。

Q&A

Q:今、小学3年生ですが、本を読む習慣がありません。どのようにすれば、読める

ようになりますか。

A:まず、自分が興味を持っていることが書いてある本を探しましょう。その本は

できるだけ薄くて、字の大きいものがいいですね。そして、

  必ず1週間以内に読めるような本を選ぶようにしま

しょう。

 

   まず、どんな本があるかみなさんで推薦してみてください。

     

 

1. こわ~い話の本!

 

 (1)女の子が主人公のこわい本

    柏葉 幸子作『おばけ美術館へいらっしゃい』(ポプラ社)

小学5年生のまひるは、美術館の館長のアルバイトをすることになりました。彼女

は面白そうだと、軽い気持ちでトビラをあけてみると、そこには………!? はて

さて、そこはどんでもない美術館だったのです。

(2)男の子が主人公のこわい本

   富安 陽子作『ムジナ探偵局1<名探偵登場>』他、(童心社)

【内容】

ムジナ探偵(たんてい)と、好奇心(こうきしん)おうせいな少年源太(げんた)の迷

コンビがふしぎな事件にいどんでいくミステリーものです。

 

シリーズ化され、

   ・Vol.2<なぞの挑戦状>、

   ・Vol.3<闇に消えた男>、

   ・Vo.4<満月池の秘密>、

   ・Vol.5<本日休診>、

   ・Vol.6<榎(えのき)稲荷の幽霊>、

   ・Vol.7<完璧(かんぺき)な双子>、

   ・Vol.8<学校の七不思議>、

   ・Vol.9<火の玉合戦>

 

などは、子どもたちに大人気の探偵ものとなっています。

 

(3)こわい話

   石崎 洋司選『こわい! 青玉』(講談社)

【内容】(引用:アマゾンより)

 

この本に収録されているのは、青い鳥文庫のHPでおこなった、プロ・アマ年齢を

問わない公募企画「『こわい!』話大募集」の優秀29作品のうちの石崎洋司選の

14作品です。


  ・ブログにひそむ悪霊/新村千江

   ・呪いを届ける手あみ/あだちわかな 写真/Thus

  ・今度はおまえだ/中松まるは

  ・道/小泉晶子

  ・消えた生命線/柴野理奈子

  ・カーテンは見ていた/おちまさ子
  ・老婆の肖像画/北 ふうこ

  ・ 小びんの悪魔/脇谷怜生弥
  ・わら人形/十狛雷太

  ・七つ目のフシギは?/上坂和美

  ・標本のひみつ/河西美穂

  ・かくれんぼをしてはいけません/菅谷由美

  ・呪いのエンジェルカプセル/柴田佐和子

 

 

2.親といっしょに楽しむ本!

(1)女の子が主人公の本

   ペッテル・リードペック作『日曜日のパパ』(岩波書店)

【内容】

 

ヴインニは8才の元気な女の子です。ふだんはママとストックホルムで二人暮らし

ですが、夏休みは「日曜日島」に離れて住むパパの家に遊びに出かけます。

 

それに、島には面白くてやさしい人がいっぱいいます。

パパは少し変わり者だけれど、友だちのオツレと海で泳いだり、面白く島の人たち

と触れ合ったり、島で過ごす日々は、気持ちのいい時間でした。

 

──おしゃまな8歳の女の子と少し頼りないパパの夏休みを描いた、スウェーデン

生まれのほのぼのストーリーとなっています。

 

 

(2)男の子が主人公の本

   佐藤さとる作 『だれも知らない小さな国』(講談)

【内容】

小学生のボクは、小山に囲まれた平地を自分だけの秘密の場所として

気に入り、そこで小指ぐらいのコロボックリに出会い、かれらと交流を続けます。

 

これは、戦後に大人になった少年が、その場所に自分だけの「心の王国」を築こう

とするストーリーになっています。

 

【その他の作品】

3.わんぱくが活やくする本!

(1)女の子が主人公の本

   重松 清作『くちぶえ番長』(新潮文庫)

【内容】

小学校4年生のツヨシのクラスに、1車輪と口笛の上手なマコトという女の子が転校

してきました。クラスのあいさつで、「わたし、この学校の番長になる」と宣言

してみんなをビックルさせました。

 

しかし、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、有言実行でだれよりも強く、

やさしく、友だち思いで、たよりになるヤツでした。

 

(2)男の子が主人公の本

   山中 恒著『ぼくがぼくであること』(岩波少年文庫)

【内容】

優等生そろいの兄妹の中で、ひとりダメ息子の秀一がいました。いつも小言ばかり

の母親にイヤケがさした秀一は、家を飛び出してある農家に転がり込みます。

 

つぎつぎと起る手に汗をにぎるような事件の連続で、大人と激しくぶつかりあい

ながら、力強く成長していく少年の姿を描いていて、感動もののストーリーに

なっています。

 

4.子どもがいたずらをする本!

(1)女の子が主人公の本

   アメリ―・クーチテュール作『わたしが部屋から出ないわけ』(文研出版)

【内容】

いやだ!あたしはここで、お父さんとイザベルとお母さんのちがう、半分だけの

弟と暮らすのはいやだ。サマースクールへ行かされるのもいやだ。

 

都会で暮らすのもいやだ。大好きなおばあちゃんが死んじゃったのもいやだ!

だから、あたしは自分の部屋にとじこもって、もうなんにもしないことにする。

遊ぶことも楽しむことも。

 

あたしを元気づけてくれるのは、おばあちゃんがくれた小鳥「サクランボちゃん」

だけ…。さあ、イザベルはどうなるのでしょうか?

 

(2)男の子が主人公の本

   マーク・トウエイン作 『トムソーヤの冒険』(岩波少年文庫)

【内容】

 

トム・ソーヤ―は、ポリー伯母さんに塀塗(かべぬ)りを言いつけられたわんぱく

小僧です。めったなことではへこたれないトムは、いかにも意味ありげに塀を

塗ってみせると、みんなが自分にもやらせくれるように寄って来たので、まんまと

リンゴも凧(たこ)もせしめてしまいます。

 

海賊ごっこや幽霊屋敷の探検の日々を送る中、ある夜親友のハックと墓場に忍び

込むと、なんと殺人事件を目撃しました! 

 

この本は少年時代がいきいきと描かれた不朽の名作ですから、おススメの一冊

です。 

 

 

5.おばあちゃんが活躍(かつやく)する本!

(1)日本の作家

   富安 陽子作『やまんばあシリーズ』(理論社)

【内容】

 

オリンピック選手より元気で、プロレスラーより力持ちであるだけでなく、なんと

296歳のスーパーおばあさんなのです。

 

おばあさんはドングリ山に住んでいますが、やまんばあさんときたら、オリンピック

選手顔まけなくらい、プロレスラーより力持ちだったのです。

 

このシリーズは元気で力持ちのやまんばの大騒動(だいそうどう)起こし、ワクワク

する話がいっぱいつまっています。

 

(2)外国の作家

   アルフ=プリョイセン作『小さなスプーンおばさん』(学研)

【内容】

 

この本は、いま本国のノルウエーをはじめ、ヨーロッパ諸国でも評判になっている

童話です。

お話の主人公ティースプーンおばさんは、ピーターパンやアリスのように、いつ

までも世界の子どもたちにも親しまれ、不滅の人物として残るだろうと評価されて

います。

 

小さな片田舎の平凡なおばさんが、とつぜん小さくなったり、またもとの大きさに

もどったりします、まき起こるさまざまの出来事に笑いと空想に満ちた物語と

なっています。

 

 

6.なにかにこだわりのある本!

(1)男の子が主人公

   イアン・ホワイブラウ作『なんでももってる(?)男の子』(徳間書店)

【内容】

 

大金もちのナンデモモッテル家のひとり息子のフライはものすごくたくさんの

おもちゃや、ありとあらゆるおかしをもっていました。じぶんだけの遊園地や、

どうぶつがいっぱいいるサファリパーなど。

 

誕生日に、これ以上何がほしいかわからなくなったフライに、召使いが「ごく

ふつうの男の子を家によんで、うらやましがらせたらどうです?」と言いました。

そこで、フライのところにつれてこられたのは、ごくごくふつうの家の男の子

ビリーと、飼い犬のピュンピュン。ビリーといっしょにあそぶうちに、フライが

気づいたことは…? ワクワクするさし絵がたっぷり入った楽しい物語です。

 

(2)女の子が主人公

   ミランダ・ジョーンズ作『リトル・ジーニー』(シリーズ本)

【内容】

 

こんな話、信じられる? おばあちゃんが買ってくれたラバ・ランプなんだけど…。

その中に小さな女の子が入ってたの! 三つのお願いをかなえてくれるっていうん

けど…、何にしようか迷っちゃうわ。

 

【著者について】

 

イギリスのロンドンで、ごくふつうの家に住んでいる。ジーニーのランプに住め

れば、もっとおもしろい生活ができるのにと思っているようです。じつは有名な

作家で、ミランダ・ジョーンズは仮名(かな=名前)なのです。

 

【他の作品】

【内容】

 

海辺の町サンディ・コーブにくらす少女ミオ・ハートは、あらしの日、あみに

かかった人魚のルナを助けます。

 

ルナにもらった魔法のくしで髪をとかすと足がピンク色の尾びれに変わり、ミオ

は人魚に大変身します! ルナに会いに行くため、海の世界へと泳ぎだします。

 

海の中での友情と恋、大冒険を描く物語です!人間と人魚の女の子が友達になる、

あこがれのストーリーです。かっこ

いい人魚の男の子との出会いもあって、ドキドキがとまりません。

 

 

 

7.お化けちゃんの本!

(1)日本の作家

   ねじめ正一作『徳田さんちはおばけの一家』(講談社)

【内容】

 

ぼくたちはゆうれいの4人家族です。生きていたときのことが思い出せないまま、

あの世とこの世を行き来しながら、浅草のお化け屋敷で働いていました。

 

でも、そのおばけや屋敷が閉館することになったので。みんな困ってしましまい

ました。さあ、いったいどうなるのでしょうか。

 

 

(2)外国の作家

   マーガレット・マーヒー作『ポータブル・ゴースト』

【内容】

 

ディッタは図書館でヒリーという男の子の幽霊(ゆうれい)と出会います。同じ

ころ、友だちのマックスは毎晩部屋に現れて大あばれする幽霊に悩まされていました。

 

ディッタはこの幽霊の謎を調べるために、ヒリーの力をかりることにしました。(M.K記す)

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